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平山農園 10年間の記録 〜第2号 〜早春〜 摘花作業・受粉作業・薬剤散布〜 |
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第2回 平山農園便りりんご園の仕事 〜早春〜 摘花作業・受粉作業・薬剤散布
りんご園は、一斉に咲き誇るりんごの花の香りでいっぱいです。
【摘花作業】りんごの木は、一つの芽に5つの花が咲きます。この作業は、美味しいりんごっ子を育てる為に余分な花を一つ一つ摘み取る作業です。新しく伸びた部分の花は全部摘んでしまい、1年以上経っている所に付いている真ん中の花だけを残して、周りの花は摘み取ってしまいます。ちょっとかわいそうですが、美味しいりんごっ子を育てるのにはとっても大切な作業なのです。全てが手作業の大変な作業なので、ご近所のりんご園の方にも手伝って頂きます。りんごの花は「青森県の花」です。 |
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【受粉作業】
受粉作業は、働き者の「まめこ蜂」が手伝ってくれます。りんご園の中を飛び回り、りんごの花の授粉を助けています。彼らにとっては幼虫の餌となる花粉団子を作るための作業が、りんご園にとって強力な受粉の助っ人と成るのです。「まめこ蜂」は毒針を持っていないので、周りの人たちに危害を与えません。授粉後、しっかりと実を結んだ花は、りんごっ子のたまごを残して散ります。この頃になると、新しい葉っぱも一段と大きくなり、風が吹くたびに揺れて表の緑と裏の薄緑色がまぶしいぐらいに輝きます。
【薬剤散布】
この時期の薬剤散布は、花が散った後のりんごっ子のたまご(りんごの実)に抵抗力が付くまで守ってあげる大切な作業です。「当園では無登録農薬の使用はしておりません青森県特別農産物の認証を得て栽培してます。安心して食べれるりんごの生産にがんばっています。皆様のご利用お待ちしております。」
※摘花:てきか花を摘むこと。果樹などで結実量を調整するために開花期に花を間引くこと。
※受粉:じゅふんめしべの柱頭におしべの花粉が付着すること。(広辞苑より)
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