平山農園で曲作り(フォークシンガー工藤崇さん)
フォークシンガー工藤崇さん(24)=千葉県松戸市出身=が、弘前市中崎の平山農園(平山志郎園主)に住み込みリンゴの収穫など農作業のアルバイトに汗を流している。父啓吉さんが板柳町出身ということもあり、工藤さんは自然豊かな第二の故郷で、さまざまな人と出会い、曲作りにイメージを膨らませている。
工藤さんは吉田拓郎、泉谷しげるに憧れ、21歳から路上ライブを開始した。
昨年TBS系番組「学校へ行こう」に出演し、CD「癒し系ミュージシャン作品集・卒業」や自主制作の「望郷青森の唄」を発売している。
同農園はりんごやジュースを東京・高島屋で販売しており、年に数回上京する長男仁さん(37)が知人の紹介で工藤さんと知り合い、仁さんが今回のアルバイトの話を持ち掛けた。
アルバイトは7月から11月中旬まで。1日8時間の農作業は素人には大変そうだが「都会でやっている仕事よりも飽きず、時間のたつのが早く感じる。体を動かすのでご飯がおいしい」と工藤さん。弘前市の三浦酒店酒蔵や青森市のシューだびよんなど各地で意欲的にライブ活動している。
「今後も全国で何度でもライブを続けたい。青森の人の反応が特に良いので嬉しい。街で見掛けたら気軽に声を掛けて」とアピールする。
志郎さんは「工藤さんに川のせせらぎとか澄んだ空気などを感じてもらい曲作りに生かしてほしいし、音楽活動にできるだけ協力したい」と応援する。
工藤さんへの問い合わせは、 【e-mail】takashikudoh@pdx.ne.jp
森田村の知的障害者施設「健誠会つがるの里」のホームページに工藤さんが紹介されている。【URL】http://kensei-yume.jp/ |